獣医だからちょっとわかる病気のこと。
そんな私が乳がんになったとき どうやって調べてどうやって知識をつけたか
せっかくだから共有して心配事を減らし、前向きに治療に取り組むぞ!

ドセタキセルと血管炎

副作用

前回お話しした通り、虫刺されかと思ったらどうやら違うらしく

これは噂の血管炎かなということに。

症状自体は辛いわけではないのだけど

このまま3週間に一回点滴するたびに

色素沈着が増えていったら腕中真っ黒になっちゃうなぁなんて思って

あと、どんどんひどくなっていくとかだと嫌ですしね

ということで調べました

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まず私の症状を振り返り

血管炎に関する私の症状ですが

まず、注射後1週間くらいで赤みとかゆみが出てきました

最初は3㎝×1cmくらいの、ちょっと虫に刺されて広がったかなぁという範囲

で、10日目になってもかゆみが引かず、むしろ赤い範囲が広がってきました

盛り上がったりはしていません

17日目に赤から茶色く色素沈着した色になり2か月した今も跡が残っています(´;ω;`)

10日目と17日目の写真はこちら

点滴している間は痛みはありませんでした

点滴の機械が止まる様子もなく(詰まったりしていると止まるので)

ただ、逆流を確認するじゃないですが

それの時逆流してこなかったんですよね

それが関係しているかどうかわかりませんけど

逆流してこなくなったのはちなみにパージェタの時

パージェタで血管炎があるとは聞いてないですが

ドセタキセルで炎症を起こして、パージェタの時に血管狭くなるとか

あるのかなぁ

ちなみに、血管炎を起こしたのは3回目のドセハーパー

そして4回目も同じようになぜかパージェタの時に逆流しなくなり

同じように赤くなって、色素沈着になりました(´;ω;`)

わたし
わたし

4回目の時は痛みがあるような気がしたんだけど、

前回のことがあっての、病は気からパターンかもしれん…w

血管外漏出と静脈炎(血管炎)

以前私は血管外漏出を恐れていました

とくにドキソルビシンの血管外漏出は、腕の皮膚が溶けてなくなるので

怖すぎる…

でもそれは今回の静脈炎(血管炎)とは違います

血管外漏出は 点滴の針が血管から外れたり、血管の別のところの穴から(例えば採血跡や点滴の針を入れるときに血管を傷つけるなど)抗がん剤が血管の外に漏れて、その周囲の組織に障害がおきることです

今回は、きちんと血管内に抗がん剤は流れているのに

血管の内側の細胞が抗がん剤にやられて炎症を起こすものです

だから、誰も悪くないんですけど

なっちゃうことがあるってことですね

静脈炎(血管炎)の特徴

静脈炎の特徴を引用します

●抗がん剤投与によって、血管自体に炎症が起こる。

●穿刺部位から血管に沿って疼痛、発赤、色素沈着などがみとめられる。投与終了後に硬結や潰瘍の形成などが起こることもある。

●血液の逆流が正常にみとめられる。

●薬剤の細胞障害性、血液とのpH・浸透圧の差などが炎症を起こす原因となる。また、薬剤と血管の物理的接触が長くなることもリスクとなる。(血管の収縮、投与速度など)

●血管痛は、血管内皮の損傷であり、すでに静脈炎が生じ始めている危険サインと考えてよい。

●一般に、抗がん剤に限らず経静脈的に投与される薬剤は、pH8以上、pH4以下、浸透圧比2以上では、静脈炎の原因となる血管内皮の損傷が生じる。そして、一度生じた静脈炎は、pH6以下の点滴でも悪化するとされ、このようなカテゴリーに入る薬剤は多い。

https://navi.towa-oncology.jp/sideeffect/extravasation/anticancerdrug.html

ふむふむ

抗がん剤だからっていうことよりも薬剤のペーハー(酸性かアルカリ性か)によるんですね

そして、一度起きた静脈炎はそのあと点滴でも悪くなる の?

ドセタキセルでやられて、パージェタで悪化することもあるのかしら 

ちなみにこの引用先のページだと多くの抗がん剤のpH(ペーハー)が表になっているのだけど

ドセタキセル、めちゃくちゃ端っこの方にあるわ 

酸性!!って感じ、強そうね 赤字だし

パクリタキセルはもう少し中性に近くてマイルドみたい

抗がん剤ナビさんHPより

ちなみに

静脈炎だと基本的には正常な逆流があるみたいですねw

わたし
わたし

じゃあやっぱり逆流がなかったのは関係なかったのかなぁ

まぁいいか

静脈炎の対処方法

対処方法としては 以下のように書かれている

●投与薬剤と血管の接触を減らすため、点滴時間短縮、生理食塩水によるフラッシュ(投与後)などにより緩和をはかる。

●予防としてはホットパックなどを用いた血管拡張(温罨法)が実施されることが多いが、対処法としての有用性は明らかではない。

●抗炎症作用を期待してステロイド外用剤などが検討される場合もあるが、意義は明確ではない。

●一度静脈炎を生じた腕の対側に穿刺しても、同じ薬剤の投与により過去の静脈炎部分に炎症が生じることもあるため、よく観察する(フレア現象)。

https://navi.towa-oncology.jp/sideeffect/extravasation/anticancerdrug.html

なるほど、有用性が明らかなものがなー--い!!w

点滴を少し早く流すといいのかしら

わたし
わたし

でも初回にハーセプチンで喉が狭くなる感じがしたので

早くしてくれることはないでしょうね…残念

そして、過去の炎症部分に炎症が生じるって最悪ですねw

ちなみに4回目に静脈炎が起きたとき3回目の場所は

一応大丈夫でしたけどね、わたしは

かゆみが強かったので、ステロイドぬりぬりしましたけど(自己判断)

それは一応よかったのかな?

わたし
わたし

そのほかにも漏れ対策ですが、トイレになるべく立たないようにと書いてあって

私メチャクチャ何度もトイレ行ったからそれかな?と思ったり

いや、たぶん漏れてはいないんですけどね (どっちやねん)

静脈炎とハーセプチン、パージェタ

これはもう、ならない予定

というか、これから13回も残ってるのに なられても困る!!

とはいえわからないので

ハーパーのみの初回にこうご期待!!!wいや、期待はしていないけどね

コメント

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