獣医だからちょっとわかる病気のこと。
そんな私が乳がんになったとき どうやって調べてどうやって知識をつけたか
せっかくだから共有して心配事を減らし、前向きに治療に取り組むぞ!

なぜ今なのか!?ねこ君の去勢手術が間に合わない!

日常のこと

みんなそうだと思うけど、私だってそうだ。

ある日突然がん患者になる、そうなると思って生活なんかしていない

だから、油断した~ と言ってもどうしようもないけどたまたま 2匹目の猫を飼い始めてしまっていた

告知の2か月前に3ヶ月齢くらいの黒猫を保護団体さんから譲り受けた。うちの病院を利用してくださっている団体さんで、治療に来ていた子の中から1匹。先住猫も寂しそうだったし(そうでもなかったかもしれないけど)そろそろもう一匹と思ってた。

その子は片目がじゅくじゅくして角膜の損傷もひどく、片目がつぶれてしまいそうだった。

治療には時間がかかりそうだったし、もうすでに大きくなってきていて 言い方は悪いけど”売れ残り”そうだったというのもあって その子に決めた。

告知を受けたのは、その子の目の治療もひと段落して、もうそろそろ去勢の手術の予定をくまないとな~なんて言っていた時。

はっ!!!がんのことで頭がいっぱいだったけど、よく見たら 抗がん剤治療の直前に去勢手術が組み込まれている!!!

うーわーー これはアカーン!! 

職場のヒトにはまだ公表していなかったので、「去勢手術、さっさとやっちゃおうかな~ なんか最近先住猫の上に乗っかったりして、かわいそうなんだよね~」などとうそを言いながら めちゃくちゃ忙しい日に無理やり予定を詰め込んで手術。

自分のがんのことで気持ちは落ち込んでるのにさらに自分で負担をかけていく ドMスタイル(笑)

その日は午後の診察も忙しくて、夜までヘトヘト。

はぁ~今日は混みましたね~ などと言いつつ スタッフのみんなと帰宅。

家に帰ると、子供たちがバーッと走って寄ってきて 「ねこ君は!?手術頑張ったね~!!」

……… 「あ、、連れて帰ってくるの 忘れた」

(;´∀`) あはははは マジでごめん 疲れすぎて連れて帰ってくるの忘れちゃった

急いで戻ったら、暗い入院室でキャリーの中にポチリとまるまってました。

ほんとゴメンヨ…

だって急にCTとかさぁ抗がん剤とかさぁなるとおもってなかったんだもん!

こうやってバタバタと、仕事と子育てと色々をこなし、そこに検査と通院をぶち込んで あっという間に抗がん剤治療の日を迎えました。

皆さんはどうでしたか?

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