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ステレオガイド下マンモトーム検査とは?

検査
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さてさて

私が受けていない検査なので知らない言葉が出てきました「ステレオガイド下マンモトーム検査」

ステレオガイド も マンモトーム もわからないから 

わからない×わからない=わからない!!

なんて言ってないで、順番にわかりやすく説明していきましょ~

怪しいところの細胞や組織をとる検査ですでに4つある

まず、乳がん検診で行う検査の代表格が「マンモグラフィー」そして、高密度乳房の場合や若い時に同時に勧められるのが「超音波(エコー)」

そのどちらかで、怪しいしこりや石灰化があった場合、できればそこの細胞や組織を取ってきて、それが悪そうなのか大丈夫そうなのかみたい

それが、これから説明する細胞診やらマンモトーム検査やら。

で、そもそも 細胞 と 組織 なんとなくつかってるけどここのイメージは大事。採るものによってわかることが違う。 細胞が集まって組織を作る。

つまり細胞はイクラ 組織はすじこのイメージ!イクラが集まってすじこ すじこの状態でとったほうが、イクラ同士の関係、あとは特別な染色を行ってこの後のサブタイプ分類をするための検査もできる。

 まずここを頭に入れていただきたい!

組織が取れないと、ホルモン受容体、HER2などの検査はできない!

ではでは、検査の種類を 図で

参考 乳がん検診info https://www.devicormedicaljapan.jp/mmt/exam/mmt.html

【細胞診

細い針でしこりの細胞(イクラ)を吸ってきたり、分泌物をみる。基本、局所麻酔もナシ

細胞一つ一つの顔つきをみる。一番痛みやダメージが少ないが、情報も一番少ない

   

針生検(コア生検)】 

太めの針で組織(小さいすじこ)をとる 局所麻酔が必要

細胞一つ一つより細胞の塊(組織)でみれると情報が多い

【組織生検(マンモトーム検査、バコラ検査)】  

吸引の力も使い、太めの針で組織をとる 局所麻酔

針の太さは直径4ミリ、マンモトーム、バコラ というのはそれぞれ器具の商品名(!!)

【外科生検(手術)

手術で組織全部(もしくは一部)をとってくる。組織が大きく情報も一番多い

術後に行う組織の検査(病理検査呼びます)が一番信頼性が高い

※しかし、術前抗がん剤を行うとがん細胞が死んでいるので、術後の病理診断が正確にわからないこともある。

ていうことで、まず!マンモトーム検査というのは 組織生検!だからHER2やホルモン受容体の有無もわかりますよ!

マンモトーム検査は2種類 エコーガイド下かステレオガイド下

マンモトーム検査は、針を刺すときに画像でよく見てしこりの組織が確実にとれるようにします。

エコーガイド下 と (マンモグラフィー)ステレオガイド下 の二つあります。

エコー(超音波)でしこりや病変(怪しいところ)がはっきりわかるときはエコーガイド下

小さな石灰化しかない、などで「ここだ!というシコリがない」ときはステレオガイド下になります

しっかりとここが病変だということがわからないということは、健診ではカテゴリー3の方も多く含まれます。

カテゴリー3「良性の可能性が高いが、悪性も否定できない所見」 実際に検査を進めて行って乳がんである確率は5~10%と言われています。

つまりカテゴリー3のひとは5~10%の確率の癌を否定するために、ステレオガイド下マンモトーム検査をする とも言えますね!

ところでカテゴリーってなんでしたっけ?という方はこちら

高密度乳房?いいえしっかり見えました石灰化
マンモグラフィの画像、見せられたところでそれがどうなのかよーわからんまま。ってなんか悔しいし!結果を聞きに行く前に、画像を見れるチャンスの前に、下調べしておーく! 調べたことをみんなに共有

ステレオガイド下マンモトーム検査はどんな検査?

では、そのステレオガイド下マンモトーム検査とはどんな検査なのでしょう。

ステレオガイド下マンモトーム検査とは マンモグラフィー検査のように乳房を挟んで画像をとり、石灰化などがある部位を正確に確認。

そのあと正確に目標を設定して針を進められるよう検査機械がコンピュータで計算。機械によって組織を取る検査。

とのこと。

まず、マンモグラフィー検査なのであの乳房を挟まれる検査だということ。

さらに局所麻酔をして直径4ミリの針を刺して組織を取る検査を行う ということですね。

体勢は「うつ伏せでベッドの穴から乳房を出すタイプ」か「体を起こして行うタイプ」で時間は30分~1時間ほどかかる。最低でも30分乳房を挟まれっぱなしで、さらにそこに太い針を刺される(もちろん局所麻酔はする)ので、マンモグラフィー検査を受けたことのある人ならそのつらさは想像できるでしょう(´;ω;`)

しかも、コンピュータで正確に位置を計算するので、動くの厳禁とのこと 

辛すぎる~(´;ω;`)

体を起こして行うタイプは検査が見えてしまうので、針をみるのが嫌いな人などはさらに負担も大きい。

費用も2万円前後とエコーガイド下に比べて高額

と、辛いことばかり書きましたが、、この検査が導入されることで 非浸潤性の(比較的早期の)乳がんの発見が増えたとのこと!サブタイプにもよりますが早く見つかる程治療の負担は減る傾向にありますから、よいことですね!!

私の場合ように、お医者さんからしたら

『マンモグラフィー検査みて一発ではいエコーそしてエコーガイド下マンモトーム検査、これはがんっぽいわ!』

というわけではなく

これはもしかしたら癌かもしれないから大きな病院で検査しておいたほうが、早めに発見できるからいいよ!という人が受けることが多い検査だと思います!

術後の傷のサイズなどはエコーガイド下と変わりがないとのこと。4ミリくらいで1~2か月で傷跡もわからなくなり、痛みもほとんどないといわれています。

個人的には、エコーガイド下でしたけど検査後1週間はチクチクしましたけどね~

乳がんinfo のHPが絵も優しくてオススメ →リンク

まとめ

・細胞や組織を取る検査だけで4種類、ステレオガイド下マンモトーム検査はそのうちの一つ

・マンモグラフィー検査とマンモトーム検査を組み合わせ、コンピュータで正確に計算して組織をとる

・30分~1時間 乳房挟まれっぱなし

・乳がんが比較的早期に見つかるようになった!勧められた人は非浸潤のうちに発見できるかもしれませんよ!

参考図書はこちら!検査の方法の他に、術後の病理検査、HER2やホルモン受容体検査でどのように組織が染色されるか、悪性度ごとの癌細胞の写真、組織型などがとても詳しく載っています。

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もしくは同じく乳がん診療ガイドラインオンライン版

Q7,穿刺吸引細胞診や針生検はどのようなときにおこなわれますか。 

も、見てください。もう少し難しい言葉ですが詳しく載っています

穿刺吸引細胞診は、細胞診のことです!

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