獣医だからちょっとわかる病気のこと。
そんな私が乳がんになったとき どうやって調べてどうやって知識をつけたか
せっかくだから共有して心配事を減らし、前向きに治療に取り組むぞ!

病院に行った、いつだってアイツはそこにいたから

アイキャッチ 診察
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出会いから10日

アイツ(しこり)との出会いから10日後、生理も終わったのにアイツはそこにいた。

とりあえず10日間のあいだに市で行っている集団検診を取ろうと思ったがなんせ日程が少ないうえにインターネット予約の予約の埋まり方がえげつない。昔ドリカムのライブチケットを取るために電話をかけまくった思い出がよみがえる。

予約を取り損ね、ついに年内は検診に行けなさそうだった。さすがにそれは放置しすぎかなぁ

で、10日たってもアイツのことが忘れられない私は個別検診ができる病院をあたることにした(まだ検診で行けると思っている。今考えたら診察予約すればよかったのだ。)

車で10分くらいのところにちょうど乳腺外科の病院があった(これは本当にラッキーだった)ちょうどいい血液検査のプランもあったので(ここではまだ検診のつもりなので一緒に血液検査もしよっかなーとか思ってた、この後告知の日にキャンセルをお願いする悲しさたるや…)

電話をする

「マンモグラフィーだけでいいですか?それならちょうど数日後にお取りできます」

「はい、とりあえず初めてなのでそれでいいです」

そういって電話を切った、親切な感じの電話対応だった。

近所の病院の初診の日(出会いから2週間後)

検診に行く

初めてのマンモグラフィ 

笑えるほど痛くて実際ニヤニヤしてしまった。(コレは巨乳が有利なのか貧乳が有利なのか…)そんなことを考えるくらい余裕だった。心配よりも面白さと痛みが勝っていた。

結果を待つ間も、今日行く予定の上の娘の就学前検診のことが気になっていた。下の娘は果たしておとなしくしていられるのだろうか、とか。

少しして診察室からマイクで呼ばれる。

「てんてんさん、中にお入りください」

「お願いします」と言って座った目の前には私のレントゲン

(あれ、石灰化しているのがうつっている、しかもしこりのところと場所が一致している、、、)

胸が、まさにザワっとした。

先生はレントゲンを説明してくれた。ここに石灰化があると。

「今日時間があったらエコーまでやりましょう。」と言ってくれた。

「はい、お願いします」

(これはイカンやつだ、、、いつだって病院側から 今日すぐに○○をしましょう。と言われるときはあまりいいことがないのだ。自分だって犬や猫を診察していて、あえてこちらから追加の検査を打診するときは大抵そうだ。)

エコーまでの待ち時間は結構長く感じた

でもやっぱり、娘の就学前検診に間に合うかが心配だった。

エコーは、検査技師の方が超高速でプローブをあてていく。胸の上からわきの下、鎖骨のほうまでスイスイ診ていく。(後々考えたらリンパ節転移を診ていたのだろう)

どうやらしこりは1cmより大きく2㎝より小さい気がする(エコーの画面のわきには、センチメートルの目盛りがついている。そこを見てだいたいそのくらいかなーと思ってた。)そして、しこり以外のところは画像を保存しなかった(リンパ節には転移像はなかったのか?)

でも、なんかメインのしこりのほかに小粒のやつが2つくっついている。そこにも石灰化の粒が高エコー(白く)で写っている。

技師さんが3つのしこりサイズをササッと測った。本当にボタンを押すのが早すぎて見えない!!

程なくして結果の説明。

先生は渋めの顔。

「うーん、これがしこりね、このわきに小さいのもみえるでしょ?daughterっていうんだけど。後、しこりの周囲の境界がぼやけている、しみ込んでいるような(浸潤しているっていうことかな)」

(てか、daughterって娘ってことよね。娘が二人じゃん、まさに私だな。)

「今日の夕方来れる?ここの組織をとる検査をしましょう」

(あぁ、本日2度目の親切な検査の提案。コレはがんだな とココで私は確信した。)

ちなみに、しこりのサイズは結局この先生から聞くことはなかった。聞かないと教えてくれないタイプの先生なのかな?

この後、インターネット調べをすればするほどしこりのサイズが予後と関連しているので なんでこの時サイズ聞いてこなかったんだろう!!と自分に憤慨したが… まぁ聞いたら何か変わるわけでもないんだけどね

この後、就学前検診に娘を連れて行った後に組織生検をしにまた病院へ、、

想像できると思うが、就学前検診の時に聞いた用品の説明などは全く頭に入っていない。やはり自分のこととなると冷静ではいられないものだ。

その話は次回に

コメント

  1. […] 子連れで暗い顔もできず、本日二度目の来院です。 病院に行った、いつだってアイツはそこにいたから […]

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